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TOMASは、個別なのに進学塾。
個別指導塾にしては珍しく、1対1の授業スタイル(先生が板書をして指導)をとっているTOMASの、中学入試最新分析報告会へ行ってきました。正直、個別指導塾は現時点において全く考えていません。私が愛読するブロガーさんたち何人かが、去年のTOMAS入試報告会へ参加してすごくよかったと仰っていたので、私もいってみることにしました。
2018年2月25日(日)ベルサール新宿グランドにて
- 森上教育研究所所長 森上展安氏の特別講演
- 合格者インタビュー(インタビュー形式)
- 来年の合格を勝ち取るために(TOMASの説明&勉強法について)
丸の内線の西新宿駅についたとたん、親子連れが多くておどろきました。まさかと思えば皆さん同じ方向に向かっています。日曜開催ということもあってか新5、6年生の参加も多かったようです。
今回が私にとって初めてとなる、塾開催の中学受験報告会でした。うちの子は2年生。両親に中学受験経験なし、御三家なんて最初から考えてもいません、という私がつづる参加報告レポートです。
本当は他に参加された方の記事を拝見して、自分の文章に誤りがないか確認してからアップしたいです。でも私がそれをすると、人様の文章をマネしてしまいそうなので、早めにあげることにします。
明日以降、私の解釈にあきらかな誤りを見つけたときは、赤字で修正しますのでよろしくお願いします。
森上教育研究所所長 森上展安氏の特別講演
大変お恥ずかしいことに、私は森上教育研究所という会社名も、森上展安さんというお名前も、今日初めて聞きました。中学受験業界では、とっても有名な方だそうです。
私が目に入っていなかっただけで、書店には多数の書籍・参考書が並んでいるようです。
特別講演『今年の入試を振り返って』
男女・御三家+筑駒に関するお話は、ほとんど出てこなかったのが意外でした。こういう場は、そういう話かとばかり…。全体の話を教えてくださいましたが、何分にも基礎知識にかける私には、言葉が聞き取りづらくむずかしかったです。最後の保護者へのアドバイスが勉強になりました。以下、簡単にレポート式でまとめてみます。
女子校は人気が二極化している
今年は、御三家の併願校にあたる難関女子校が受験数をのばした。最近の女子は、共学思考が強いものの、2018年は人気の女子校は健在。だいたい倍率は2~2.5倍。といっても、2月1日に桜蔭を受験するような子は限られているから厳しい戦いにはちがいない。フェリスの倍率は2倍を切っていた。
共学・付属校が人気、女子大付属校は人気にかげり
都立小石川に代表される公立の共学が人気。都立がひと段落した後、私立の合格者がけっこう動いた(私立から都立に流れたのだろう)。
私立も共学・大学付属校が人気。入学するのは女子校でも、卒業するのは共学の大学という学校が、特に人気。女子大付属校は伸び悩んでいる印象。MARCH附属の中学が別学から共学化してきているのが、最近のトレンドといえる。
半附属校(森山先生の造語)も人気。例えば香蘭女学校は、名前に大学名が入っていないけれど、立教大の系列校。
国際化が進んでいる学校が増えている
保護者の関心が高い、国際化・対AIなどの方針が明確に打ち出されている学校は人気がある。武蔵はREDプログラムを学内でやる方向。
こういう内容は、必ず学校側が情報発信をするから、学校説明会等で情報をキャッチするとよい。
その他
- 2008年生まれまで、向こう3年間は人口増
向こう10年間において、一番人口が多く受験比率が高まるのは2008年生まれ(2021年受験組)。その後は、減少がつづき2015年生まれ(2028年受験組)が底となってまた人口増。
- 大学入試の変化には注意
2018年度の開成は、国語の問題が過去にあまりない文章だった。「いろんな形の家族」に関する文章で、難しいと感じた子もいただろう。今後も大学入試の変化はみておく必要がある。
- 偏差値について
5年生までは模擬試験で50~60%の正答率、偏差値50を目指して。弱点は早めにつぶす。目標は早めにつくって。負けん気が強い子が最後はのこる。
合格者インタビュー(インタビュー形式)
このコーナーが、今日は一番楽しかったです。司会者の方が、親子+担任の先生にインタビューをしていく形式で、男の子3人が出てくれました。もう少し長い時間かけてお話を聞きたかったです。
算数が苦手だった子が3人中、2名も!
麻布に合格されたお二人が、算数を苦手とされていたと知り驚きました。意外でした。御三家に合格するような男の子は、みんな算数大好きボーイかと思っていたのです。もちろん苦手のレベルが、きっと高い次元のお話だとは思います。それでも、最初はまったくできなかった過去問が、合格レベルにまで到達したというお話は勇気がわきました。
親から親へのアドバイス
夏休みの自由研究で、新聞を要約して感想を書いたのがよかったというお話がありました。娘の小学校でも、各学年に1人は必ず、自由研究で新聞の要約をされているお子さんがいます。うちでは無理と諦めていましたが、今年の夏は、娘に小学生新聞でチャレンジさせてみたいです。
受験生本人にスケジュール管理を促すことや、どこの家庭でも親子バトルはあるのだということがわかっただけでも、とってもためになりました。
今日のブログに関連する過去の記事
2018年度の入試分析会へちょこちょこ顔をだしていますので【まとめ】ました。
大手塾を見比べたくて今年はできるかぎり顔をだしています。来年からは、ここ!と思った塾だけいくつか配布資料目的で行く予定です。