来年の合格を勝ち取るために
昨日、TOMAS中学入試最新分析報告会へ行ってきました。
- 森上教育研究所所長 森上展安氏の特別講演←前編
- 合格者インタビュー(インタビュー形式)←前編
- 来年の合格を勝ち取るために(TOMASの説明&勉強法について)←今日ここ
今の私は、TOMAS=高そうというイメージしかありません。どういう指導をしている所なのか、高いだけの価値があるのか、そのあたりの説明を聞いてきました。
入試演習をいつからはじめるか
最近は多くの中学受験・大手塾において、5年生までに単元学習をおわらせて6年生から入試演習に入っています。これは特に、「難関校を狙うのであれば、入試演習に1年間の時間をかけなければ間に合わない」という考え方からきているそうです。
それでも単元がきちんと身についていないのに、入試演習に入っても大変なことになってしまう。
ということで、単元学習をいつまでに終わらせるか、総まとめ・弱点補強はどうするか、過去問演習はいつからやるか。これらを、教科ごとにカスタマイズできるのが、TOMASならではなのだそうです。担任の先生+教科担当で、子どもの面倒を見てくれると聞きました。
TOMASの公式HPをみても、価格が公開されていません。高そうだというイメージはあるものの、実際どうなのかがわかりません。ネットの口コミをたどって出てきた金額に、目が回りそうになりました。
4教科完全にTOMAS一本!にしたら、集団塾の2~3倍のお値段になるのかな。もっと?正確にはわかりませんが、高そうです。それでも、1対1で授業をしてくれることを考えると、高くついて当然か…という気はします。
勉強にはやり方がある
TOMASの先生が、おっしゃっていました。
「記憶する勉強もただ覚えるだけではだめで、入試に対応できる力が必要です」
単元学習での暗記は一問一答
たとえば「リアス海岸」を勉強するときは、単元学習では一問一答式で覚える仕組みを取るそうです。
- 九州ー長崎→リアス海岸
- 中国・四国ー宇和海→リアス海岸
- 中部ー若狭湾→リアス海岸
- 東北ー三陸海岸→リアス海岸
こうして、記憶を積み上げていくのが単元学習。確かに地理の学習はこんな感じだったなあ、という記憶があります。
総合学習の暗記では一問多答
一問一答式の知識では、入試問題で点数が取れないことがあるそうで、そこで必要になってくるのが、一問多答できる力だとのことでした。
- リアス海岸といえば→長崎・宇和海・若狭湾・三陸海岸
脳みそにインプットしたものを、アウトプットするって確かに大変でしたね…。こういう話を聞いていると、遠い遠い記憶がうっすらよみがえってきた気がします。
TOMASの先生の話を聞いていると、ますます5年生の授業が本当に大切なんだなと感じます。とはいえ、単元学習で記憶定着にこだわりすぎても、ダメなんだそうです。
目の前の単元学習に集中・先に進めることが重要(振り返りすぎない)・日々の授業を大切に!
ということを、突然、先生の口調になってお話をされたのがおもしろかったです。
私が大金持ちなら、娘をTOMASに新4年生から入れたいです。夕方4時から授業をはじめてもらって、6時には帰宅。その後、復習・宿題をして21時過ぎには就寝。最高の環境だろうなあ。
TOMASの報告会に参加した感想
TOMASは親子参加が多かったです。おそらく、合格者インタビューを目的としていると思いますが、このイベント、小学生にはけっこうキツイです。
小学生が楽しみにしているであろう合格者インタビューは、VTR込みで1時間弱でした。
残りの時間は、森上先生のお話、TOMASの先生のお話です。保護者に向けて話をされているので、小学生がついていくのは大変です。私の目の前は、新6年生だと思われる男の子2人+お母様2人でした。
当然、退屈になって男子2人は遊びはじめます。その都度、お母様がメモをしなさい!と小声で注意をされるのですが、遊びたくなる気持ちがわかるだけに、ちょっと同情したくなります。
それでも、TOMASの先生が先生の口調にもどってお話をされた途端、男子2人がピシっとしてメモをしはじめたのです。ギャグのような変わりっぷりに、後ろで吹き出しそうになりました。
ふっと会場を見渡すと、子どもたちがみんな必死でメモをしていました。子ども達を、ほんのわずかな時間で一気に引きつけた、TOMASの先生をプロだなと思いました。
明日はSAPIXの報告会です。会場の雰囲気が怖そうでビビっていますが、楽しんできます。
今日のブログに関連する過去の記事
2018年度の入試分析会へちょこちょこ顔をだしていますので【まとめ】ました。
大手塾を見比べたくて今年はできるかぎり顔をだしています。来年からは、ここ!と思った塾だけいくつか配布資料目的で行く予定です。