自分が受験勉強をして気づけたこと
今年のはじめからダラダラと資格の勉強をはじめています。3か月ほど前から、自分でも意外なくらいにハマってしまいました。
学ぶ楽しさみたいな感覚を40代にして知ったのかもしれません。
- 過去問や模試は、受けたあとの見直しが大切(この時間がうんとかかるし面倒くさい)
- 正答率が高い問題は落とさない(落としたくて落としているわけじゃない)
塾の先生たちが当たり前のようにおっしゃっていることも、自分が経験したからこそ実感できることも多く、それだけでも勉強を経験してよかったと思っています。
勉強のピークを受験期に持っていく大切さ
私が受けるのは、ど素人が手を出すのは少しハードルが高い資格試験だと言われています。
試験範囲があまりにも広すぎるのです。試験当日に、範囲を一通り学習してきた人は半分以下だろうと予備校の先生に聞きました。
それもあってか公表されている合格率は低いのですが、実際のところは2~3倍の戦いじゃないかと、その時にお会いした先生がおっしゃっていました。
2~3倍あたりだと、中学受験にも近いかもしれません。
とにかく全範囲の学習をお盆までにやらなくちゃと焦って考えていたら、私はスパートを早くかけすぎてしまったようなのです。
過去問が解けるのはうれしいけれど
過去問を解きはじめると、2年連続で合格点に達してしまいました。今の私でも合格できる可能性は高いようです。
喜び・安心する気持ちより、不安がじわじわ襲ってきます。
明らかに「仕上がりのピーク時期」を間違えてしまったからです。試験日まで、まだ微妙に日にちがあります。この先、嫌な予感しかありません。涙。
独学で勉強を進めることのリスクを思い知りました。
明日から実際の試験日まで、記憶のメンテナンス作業に入ります。ああもう、自分で自分が不安でたまりません。
5年生で御三家の問題が解けた子
私がリアルにビビっているのも、娘が通っている塾の算数の先生に聞いた話が頭にあるからです。
数年前に5年生の後半で志望校の算数の過去問を余裕で解けたお子さんが、「これからは3科目のレベルを上げることに注力しますので、算数の授業はお休みします」といったそうです。
娘の先生は、それはリスクが高いからやめたほうがいい、学力を維持するためにペースダウンしても授業に通い続けるべきだと言ったそうですが、伝わらなかったと言っていました。
そしてそのお子さんは、じわじわ算数の成績が落ち始め、中学受験そのものが残念な結果になったと聞きました。
学力のピークを受験期に持っていくこと、学力を維持することのむずかしさを知りました。
今の私はおそらく、合格ラインぎりぎりの所にいるその他大勢組です。この先、気を抜けばあっという間に置いて行かれそうです。
ああもう、どうしよう。これも一つの経験だと割り切るしかありません。もう少しがんばれますように。