Aコースに帰りたくなかった理由
わが家も多くのご家庭と同じように、勉強時間の半分強を算数にあてています。各教科の成績は、見事なまでに勉強時間と比例している状態です。
だから、「がんばったのにAコースに落ちちゃった」という娘の言い分は、間違っています。「国語も理科も、後回しにしてきたんだから、仕方がないよね」が正解です。
とはいえ、心が疲れているときに正論を吐かれるほど、つらいものはありません。普段は傷口に塩をぬりたくる母でも、さすがにそのくらいは心得ております。
娘がAコースに戻りたくなかった理由は、モチベーションが保ちにくいからというものでした。その意図するところを聞いて、私と娘の性格のちがいをしみじみと感じています。
サボってもいいのかな?と思ってしまう
新4年生の2月に、Aコースでスタートしたときから、Bコースの過去問で80点が取れることを目標にして勉強してきました。
この作戦(応用問題以外はしっかり解けるようにする)でいくと、Aコースの週テストでは高得点がとれる仕組みになります。
それでも娘は、週テストで高得点がつづくと「ちょっとサボっても大丈夫なのかな?」という気持ちが生まれるようです。
そしてその気持ちに負けてしまうと、組み分けテストでは大変なことになってしまいます。
Bコースにいれば、本気でがんばらないと週テストで80点以上は取れない。気を抜いちゃいけないから、がんばれる。あと、Bコースだと学校でも胸を張れるような気がする。
というのが娘の言い分でした。
私自身はAコースで高得点を出しているほうが、モチベーションが上がるタイプです。夫も同じだそうです。学校では自分のコースについて、うまくごまかしておけばいいだけのことですから。
娘はそう感じないということに、少し驚きました。やっぱり私と娘は性格がちがうんだな、としみじみ思います。
モチベーションが上がらない
ということで、Aコースが確定した今、娘はモチベーションが上がりづらいようです。
今回はBコースまであと少しだっただけに、算数であの問題を落とさなければ…というくやしさがこみあげてくるようで、思い出しては唇をかみしめています。
勝負に興味がない娘が、悔しいという気持ちを持っただけで成長を感じます。もうそれだけで十分です。
それでも、ふてくされている時間の余裕なんて、私たちには一切ありません。常にアップアップなのですから。
娘にやる気がないとき。
まじめ女子は放置するにかぎります。
放っておけば自分でヤバイと自覚するので、そこから急いでもらえばいいだけのこと。
ただし娘は、その【急ぐこと】が誰よりも苦手です。長所と短所は表裏一体という意味がよくわかります。
1日分を1日で取り戻すのは、娘にはまったく向いていない作業なので、取り戻せない1日は見なかったことにして、前へ進んでいくのみです。
女子はめんどくさい
勉強へのモチベーションが下がっているときの娘は、中学受験についてどうでもいいことをずっと愚痴っていたり、何もそこまで思いつめなくても、、、ということを口に出したり。
そのくせ私が「お母さんは中学受験をやめたほうがいいんじゃないかな、って思うよ」なんて言うと、あわてて「お母さんがそんなこと言わないでー、私はやりたいんだよ」と泣きついてきたり。
娘の愚痴を聞いていると、正直な話、意識が飛んで寝そうになるのです。
「ったくもう大変だわ」と夫に愚痴ると、彼がニヤニヤしはじめました。
なんでも20年前、結婚する前の私にそっくりなんだそうです。
なんだとー!
すっかり忘れていましたが、当時の彼(夫)はたしかに私の愚痴聞き役でした。
娘も夫に愚痴ってくれればいいのに、2人は生活リズムが合いません。だから私が愚痴聞き役になるしかありません。
因果応報。
ちがう、そうじゃない。
ペイ・フォワード。こらえなくちゃ。
新単元はどんどん出てくる
今週は恐れていた等差数列の回です。そして来週は、つるかめ算です。
娘は理解スピードが、相当ゆっくりなタイプの子です。急がば回れと必死で自分に言い聞かせながら、じっくり・ゆっくり取り組んでいます。
今はモチベーションが下がっているだけに、勉強時間も短めせざるをえません。
今週も応用問題まで進むことは無理そうなので、とにかく基本だけは押さえることを目標にして、乗り切ってみます。