「問題をよく読んで!」
夏休みの間、けっこうな時間をかけて取り組んだ「約数・公約数」と「倍数・公倍数」の単元。
そこそこはイケるだろうと大らかな気持ちでスタートしましたが、2週目の「倍数・公倍数」がはじまったときに、あれれと崩れてきました。
だいぶ持ち直してきたかな?というタイミングで受けたのが2週目の週テストは、過去最低点数をマークしました。
もうダメだ…と頭を抱えたものの、持ち直してきたかもという予感は正しかったようで、週テストの直しをスタートした頃からは、やっと流れに乗れるようになりました。
まだまだ弱いところもありますが、3週目の「条件整理と推理」が終わった今、「約数・公約数」と「倍数・公倍数」の単元について、最低ラインがクリアできた感じです。
はあ、新学期早々どっと疲れました。
今回わかったことは、「約数」と「倍数」の単元は、日本語の力が必要な単元だったということ。
わが家と同じように算数に不安を抱えるご家庭の多くで、「問題をよく読んで!」という天の声がいつも以上に飛び交ったことと思います。
落とし穴がけっこう多い
「約数・公約数」「倍数・公倍数」の単元は、言葉の意味や求め方が理解できたあとに、まだまだ大きな山がつづいていました。
- 最大公約数
- 最小公倍数
まずは単純に問題を見まちがえるというミス。どちらも漢字が5文字、最大というくせに答えは小さくなり、最小のくせに大きくなる意地悪な問題。
これは40代のいい大人である私も、共感できるところが多々あります。このまちがいは、3回くらいまではドンマイ・ドンマイで見過ごせそうな「4年生あるある」話だと思われます。
- 100までの数字の中で、2桁の7の倍数はいくつありますか?
100÷7=14あまり2 答え 14個
ブブ―っ!!この問題も意地悪な感じです。
100までの数字の中に、7の倍数は7・14・21……98と14個ありますが、7は2桁ではないから答えは13個です。
ちなみに娘は、「ひっかけ問題」のたぐいには必ずと言っていいほどひっかかる子です。
これは性格もあるので、初見でどうこうすることはできないでしょうし、慣れてこういう問題パターンがあることを覚えてもらうしかありません。
- 36でわっても60でわってもわり切れる1以上の整数のうち…
- 25をわると4あまる整数を…
こんな感じの問題も、娘はよくまちがえました。
何度も練習をして解けてるようになっても、テストで慌ててしまうとダメ。そして私にネチネチ小言を言われてしまう、気の毒なパターンになりがちな問題です。
5年生でも出てくるとは聞くものの
四谷大塚では、5年生でも「約数・公約数」「倍数・公倍数」の単元が出てくるそうです。
それでも【基礎・基本】を理解しないまま5年生に進むのは怖いです。そこからスタートして、【応用・発展】にたどり着くなんて、娘には厳しすぎるからです。
娘は頭の中で整理整頓するまで、一定の演習量と頭の中で熟成させる時間が必要なタイプです。
だから、よそのお子さんより多くの勉強時間がいるのは仕方がありません。
この辺はもう親としては悩ましいかぎりですが、5年生になって社会と理科のボリュームが多くなってくるときに、今以上の勉強時間を算数に割くことは物理的に不可能だと思われます。
これからも、娘が音を上げる5歩手前くらいまでは、可能なかぎり親子で努力していきたいです。
夏休み明けの登場でよかった
「約数・公約数」「倍数・公倍数」の単元が夏休み明けの登場でよかったです。ってことは、5年生の夏休み明けは中学受験界の花形単元であろう「比」かな?と思えばやっぱりそうでした。
よその塾はどうなのかな、と検索してみるとサピックスは「約数」「倍数」の単元はとっくの前に登場済み。それどころか、夏期講習中に2回目も登場済みだったそうです。
日能研は5年生からの登場だと某有名サイトに出ていました。たしかに、小学校の教科書で登場するのは5年生ですし、5年生のほうが理解力もあがっているでしょうし、それはそれで良さそうです。
ああ、、、、、日能研にも通信教育部門があったらよかったのに。ちなみにZ会でも9月に登場するようです。
中学受験塾の選び方 大手塾 徹底比較2019 関東編
サピックス、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミー・・・。主要駅の駅前には大手進学塾の看板が立ち並んでいます。駅から近く、通わせるには便利そうですが、大手進学塾ならどこへ通わせても同じなのでしょうか?
いいえ、大手進学塾ならどこでも同じというわけではありません。ひとくちに大手進学塾といってもその中身はさまざまで、それぞれに特徴があります。
引用元:中学受験情報局 かしこい塾の使い方 【保存版】首都圏の「中学受験塾」4塾を徹底比較!2019
1年前の私は、こちらのホームページを必死で読んでいました。
今となって思うのは、都合のいい所・関心がある所しか読んでいなかったなということ。中学受験の世界に入ってみて、「おっしゃるとおり!書いてある通り!」という気持ちです。
ただ、どの塾を選ぶということではなく、通信教育を選び結果として四谷大塚になったわが家は、結果オーライだったようです。
サピックスや日能研のように、テストの成績で生徒を競わせて鍛えようとする塾は、勝ち気で、自尊心の強い子には向いています。逆に慎重な子、まじめで言われたことをコツコツとこなせる子には、四谷大塚や早稲田アカデミーが向いていると思います。
理解スピードがゆっくりであるものの、コツコツ積み重ねていくタイプの子なので、四谷大塚のカリキュラムにあっていたのだと思います。
とにかく今の目標は、カリキュラムが終了する5年生の1月末まで、進学くらぶでついていくことです。得意科目をつくることは無理っぽいので、極端な苦手科目を作らないことを心がけたいです。