ダイヤモンドの雑誌はおもしろそう
春に読んだ週刊ダイヤモンドは、個人的に大ヒットでした。プププと吹き出してしまうようなコメントが多くて、じっくり読みこんだことを覚えています。
ダイヤモンド社から新しい雑誌が出ていたので、内容はもちろんですが、ちょっとおもしろさを期待して買ってみました。
本当に子どもの力を伸ばす学校
- 「国公立100大学」ベスト200校
- 「難関私立大学合格力」ベスト100校
- 「国公立医学部合格力」ベスト100校
- 都道府県別「大学合格力」高校ランキング2715校
この冊子のメインはこれらのランキングです(ページ数的には冊子のごく1部)。
「国公立100大学」ベスト200校の第1位は、合格力64.9の灘高校です。こんな感じで、合格力のランキングがずらずらずら~っと出ています。
ちなみに、「難関私立大学合格力」ベスト100校の第1位は、女子御三家・女子学院でした。すごいすごい。
ここでいう合格力が何を表しているのか理解しようと、必死で誌面を読み込もうとしましたが、説明文の5行目あたりでギブアップです。早すぎ。恥。
冊子175ページに出ていますので、気になる方はぜひ書店で手に取ってご確認ください。
本当の進学先
よく見かける進学実績、早稲田大学〇人、慶応大学△人という表記だと、複数合格も含めたのべ合格者数の数字になってしまいます。
そうではなく、現役生の合格実績と進学先についても掲載されていました。首都圏200校、関西141校に限定されていますが、それはそれは細かい表が出ています。
とりあえずリストの1行目。
開成高校は2018年度、早稲田大学に100人合格しているけれど、実際に進学したのは19%以下
ということだけは読みとれました。すごい世界ですね。
数字を見ていると眠くなってくる私は、とても読み進めることができません。夫に丸投げして、娘の志望校について分析しておいてもらおうと思います。
浪人率がリアル
浪人率がはっきり%で表示されていますが、改めて見るとショッキングな数字でした。母親の立場として、浪人時代にかかるお金を思うとクラクラしてしまいます。
最近は浪人生が減っていると聞いていましたが、なんのなんの。思っていた以上に多かったです。
誌面にも、いずれ劣らぬ名門男子進学校では、2人に1人は浪人となることをよしとする昭和の文化が残っている。「4年生高校」と言われるゆえんだ。と出ています。
男子校だけではなく、国立の東京学芸大学附属、国立(くにたち)・日比谷高校といった名門の公立高校の浪人率も昭和の香りがしました。
女子校の浪人率トップは、豊島岡女子です。こちらの学校は、医学部狙いの女子が多いと聞きます。現役のときに私立の医学部しか合格できなかったら、国立の医学部を目指して浪人する子とかもいるのかな。
こちらの学校は友人の娘さんが通っているので、内情を詳しく聞いてみようと思います。
私立中学校の偏差値推移はおもしろい
この冊子は、中学受験を控えた小学生の保護者を対象にした内容も多かったです。個人的に、私立中学校の偏差値推移に興味があったので、1995年・2008年・2018年の偏差値表に見入ってしまいました。
首都圏の女子向け私立中学はけっこう変動がありますが、男子の私立中学は開成がずっとトップなんだとわかりました。
皆さんが開成を目指す理由が、少しだけわかったような気がします。