合格体験記には何が書いてあるの?
昨日、サピックスの中学入試分析会で合格体験記集をもらってきました。親・受験生それぞれ別の冊子になっています。1週間前の私であれば、読まずに放置だったかもしれません。
合格体験記=サクセスストーリーだとばかり思っていました。そんな私の意識を変えたのは、タイミングよく読んだ荘司雅彦さんの本です。
合格体験記は必ずとっておきたい
迷いや悩みが生じた時、合格体験記に助けられることがある。役に立ちそうな部分をより抜き、すぐに目を通せるようにしておこう。
引用元:改訂版 受験手帳
冷静に考えてみると、合格体験記に我が子の自慢話をつらつら書きつらねる人なんて、めったにいないのでしょうね。きちんと読み手のことを意識した、すてきな文章ばかりでした。
受験生の体験記のほうに、勉強のコツが出ている
まずは受験生のほうから読んでみました。
- 入塾してからの成績の推移
- 第一志望や安全校だと思っていた先に不合格だったときのこと
- 崖っぷちに追いこまれたときのこと
- どのタイミングが一番つらかったのか
- なぜ自分が合格できたのか
- 勉強方法を振り返ってみて
こんな感じのリアルすぎる体験記がつづられています。6年生でよくもこんなに冷静な自己分析ができるな、と感心しました。
合格したのが1校だけ、というお子さんも若干数ながらいるのです。その子の体験談が一番、私の心にぐさっとささりました。
保護者の体験記は、後悔しているお話も多い
保護者の方の体験談は、さすがSAPIXに通わせる親御さんだな、というすごい方も多かったです。
こうすればよかった、と後悔されている方が何人もいらっしゃいますが、きっとそれは「中学受験は親の受験」という言葉の重みに、責任を感じていらっしゃる気がします。
読み進めていくと、ちらほら「この方と友だちになれそう」という方の手記が出てきます。ちょこちょこと、ニヤニヤしながら読みました。
勉強しない息子を第一志望に合格させるには
というタイトルの手記をお寄せになったお母様に、弟子入りしたくなりました。『大人の真剣な態度を息子にみせるしかない』と、その場その場で全力で考えて動く、お母様の行動力がすばらしいです。
小さいお子さんを抱えて、実に小学生らしい息子さんに手を焼き、それでも全力でヤギさんの学校に立ち向かっていく姿はお見事でした。
ブログにも多数の体験記がありますが、やっぱり実名を出して書かれている手記からは気迫を感じます。いつか悩む日がきたときのために、大事にとっておきます。
SAPIXに入れるなら、私も勉強しよう
夫に「私もサピックスに入って、小学生と授業をうけて中学受験の勉強をしたい」というと、ドン引きした顔をしていました。
もちろん、他の塾も授業が楽しいかもしれません。それでも、私の希望(授業が楽しそう・帰りが早いetc)で面倒見がよくなさそうなSAPIXへ入れるのであれば、私も下剋上受験の桜井さんのように勉強しようと思います。
ママ塾は無理でも、ライバルになりたいです。