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業界の方へ娘の相談をしてみた
娘は算数で目新しいことが出てくると「どうして?なんで?」と言い出し、納得するまで進みません。
算数が大事だといわれる中学受験。どうひいき目に見ても、中学受験に向いていると思えないのです。
それでも本人は一貫して受験に対してやる気です。あれだけ習い事が好きなのに、5年生からは整理していくと言っています。需要と供給がかみあわないというか何というか。
どこの塾が娘にあうのだろうと、不安が膨らむ一方の私に幸運が訪れました。
現役のベテラン塾講師の方に、お客さん候補としてではなく、プライベートの相談として話を聞いてもらえることになったのです。
親子で会いに行きました
その方は超・有名大手塾ではなく、東京で業界にいる人なら知っているであろう規模の塾で勤務をされています。
娘とも個別で話をしてもらい、現時点の学力・学校の成績をチェックしていただき、今やっている勉強など全部をお伝えした上でご相談しました。
キャー!!!なんということでしょう。その方が経験値として持っている、伸びる子の傾向(人の話をきちんと聞けるetc)を色々と教えていただきましたが、舞い上がってしまい大半を忘れました。ちーん。
で、問題はこここからなのです。
「お子さんは中学受験に向いていません」
私がもっとも不安視していること。「なんで、なんで」と言い出したら、クリアするまで進めないことを相談しました。
「物事の本質を求めるタイプのお子さんは、中学受験に向いていません。なんで、なんでと言っている間に2単元、いや3単元進んでいるでしょう。」
「集団塾はきびしいですね。SAPIXだけはやめてください。スピードだけじゃなく、質問教室の仕組みが、お子さんにはあいませんからね。(進度が比較的ゆっくりな)本部系の日能研でも、いけるかどうか…うーん。」
中学受験において、疑問を解決しないと進めない子は致命的なようです。
どんどん出てくる内容をさっと覚え、ぱっぱと使いこなしていく能力が必要で、公式の一つ一つを、悠長に学んで理解している時間はありませんと断言されました。
「お子さんにあう先生を探してください」
2ケタ×2ケタにおいて娘がいっていた疑問。
- 上と斜めにかけたら、なぜ左にもかけないの?
- 2段目はなぜ位をずらしてかくの?
この話をすると、その方は即答で教えてくださいました。
親子で方眼紙に色をぬって四苦八苦してクリアした内容を、数秒でこう教えれば(考えれば)いいですよ、とおっしゃいました。
「こういう本質にかかわることを、即答できない塾講師って意外といるんですよ。大手塾でそれを望むのは、時間的な制約もありますし、むずかしいかもしれません。
とにかく、お子さんにあう算数の先生を探してください。相性がいい先生さえ見つかれば、お嬢さんは絶対に学力が伸びていく子ですから。」
困りました。本当に困りました。
地元の塾にあたってみよう
地元密着の塾を、探してみることにしました。教え方が合う・合わないは、私ではなく本人が行ってみなければわかりません。
私立の中学受験をするなら、遅くとも5年生までに中学受験勉強のカリキュラムに乗ってくださいともいわれました。
どうしても地元で見つからなければ、相談にのってもらった方が講師をされている塾も考えたいです。こちらでよろしければ、責任をもってお預かりしますと言ってくださいました。
ただ、うちからギリギリ行ける今の校舎ならいいですが、もし転勤されてわが家から一番遠い校舎になられると、さすがに通いつづけられません。
都立中受検のほうが向いているかも
娘は私立の難関中学を目指す勉強より、都立中の受検勉強が向いているかもしれないと言われました。
ただ都立中の受検は、がんばって勉強して成績が上がっても報われないことが多い世界だから、簡単にはおススメできないともおっしゃっています。
都立中の受検は今までまったく考えていませんでした。5年生の一学期で、通知簿がオール3だったときは、娘に受検をすすめてみようと思います。