Z会の中学受験コースはどうか

4年算数

Z会は良問が揃っている

娘は1年生からZ会を受講していて、3年生からはZ会の中学受験コースに切り替えました。そしてスタートからわずか数か月で、算数についていけなくなり、挫折しました。

  • なぜ3年生の中学受験コースに挫折したのか
  • どういう子に、Z会中学受験コースがむくと思うか

という話を、今日は算数の勉強を中心につづってみます。

ちなみに、社会と理科も3年生の半ばで退会し、国語だけは4年生になって進学くらぶ(四谷大塚)をスタートしても、もう少し長くつづけました。

挫折をしておいてなんですが、Z会の文句を言うつもりは一切ありません。ただ【親子を選ぶ】教材であることは間違いないんだと思います。

って、そんなことはZ会にかぎらず、どの通信教育でも、どこの塾へ行っても同じことなので、実際にやってみた感想をたんたんと思い出しつつ振り返ってみます。

Z会中学受験コース算数を退会しよう

2018.06.11
はじめてましての方へ

このブログは、新4年生のときに東京の中学受験大手塾(Y)カリキュラムに、さっぱりついていけなかった親子の奮闘記のようなものです。最初から偏差値50を超えている方には、基本的に参考にならない内容です。

最初に知っておいたほうがいいこと

Z会の中学受験コースの算数は、問題量が少ないです。

ごく一部の大変優秀なお子さん、及び、四則演算はもちろん、ある程度の先取り学習をすませているご家庭をのぞいて、3年生になったばかりの子がZ会の中学受験コースを一人で終わらせるなんて、100人に1人いるかどうかだと個人的には思います。

  1. 今日やるべきところを親が指示する
  2. タブレットをみながら、子どもが一人で学習する
  3. Z会のテキストに出ている問題を、子どもが一人で解いてみる

という親がノータッチの流れ(親の理想)なんて、もう夢物語じゃないかと。もちろん中学受験コースではなく、通常コースであれば可能かもしれません。

中学受験コースはやっぱり難しいです。3年生のコースとはいえ、スピードが全然ちがうからです。

問題量が少ないって、どういうこと?

話をもどして、Z会の中学受験コースの算数は問題量が少ないです。公文と真逆のタイプといえばいいのかな。少し解いたら次に進んでいきます。

インターネットの世界に数ある中学受験ブログは、とても優秀な保護者とお子さんのケースが多いので、私はわが子がすご~く「理解スピードが遅い」タイプなのだと思いこんでいました。

それが、遅いは遅いのですが、ものすごく遅いわけではなかった(いたって平均的な子)ことを、後々知ることになったのです。

算数専門塾で聞いたこと

うちは、3年生の6月にZ会を諦めて、算数だけ算数専門塾に入れました。

この塾は、1年生くらいから通って基礎をがっちり固めて、新4年生からSAPIXのαクラスに入るための養成所みたいなところです。

ちなみにSAPIXに入ったあとは、SAPIXでトップを走っていくために寄り添ってくれる存在になってくれる塾でした。

算数で新しい単元を学んでいくこと

算数専門塾の先生から、算数というのは一部の優秀なお子さんをのぞき、ほとんどの子にとって【一定数の訓練】を行わないとマスターできない教科だと聞きました。

Z会中学受験コース算数を退会しよう

2018.06.11

こちらに詳しく書きましたが、1つの単元をマスターするには小ステップがいくつもあって、クリアできたかどうかを見極める必要があります。

一定数の訓練を行うことが前提であれば、知らないうちにステップを登っていけるようです。少数精鋭の問題だけで、最短時間で進めていこうと思えば、やっぱりクリアできたかどうかの見極めが必要になります。

急ぐのは無理

算数専門塾の先生に、「6年生になるとお母さんたちが焦って、無理難題を言ってこられるんです」と笑い話として聞いたことがあります。

「2時間で流水算をマスターさせてください」

そう飛び込んでくる方がいらっしゃるんです。そのお子さんの算数レベルがわかりませんし、そもそも、速さの単元をどこまで理解できているかも、こちらはわかりません。

流水算に取り組む前に、必要なステップがあるのですが、そこをすっ飛ばして流水算をマスターすることはできません。そのお母さんも6年生だから焦ってしまうのはわかりますが、きちんと順を追っていかなければ、解けるようにはなりません。

というお話をされていました。今なら塾の先生がおっしゃることが「そりゃそうでしょ」と思えますが、当時の私は、6年生のお母さんが未来の自分に思えて、恐怖しかありませんでした。

Z会でやっていくなら

Z会の中学受験コース(算数)は、理解スピードが早いタイプのお子さんに対して、Z会はあくまでもペースメーカーの一つと親御さんが割り切っている方に向いていると思います。

市販のいろんなテキストを組み合わせながら、わが子の弱点を補強していくことができれば、最強の教材だと思うからです。

もし、今から下の子が首都圏で中学受験をするなら。子どもの性格にもよりますが、今なら算数を学んでいくステップ(どの単元がどの単元につながる)みたいなものを、少しは理解していると思うので、Z会でやってみたいです。



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