「普通の子」が合格する絶対ルール 最強の中学受験
昨年の夏に発売されたこちらの本を再読しました。中学受験プログラム(算数)に対し、漠然とした不安がぬぐえない私にぴったりの内容を見つけました。
2時間かけて理解し、翌月には忘れてしまう子
大まかに分けると次の4つのタイプになり、こちらの接し方も変わります。
- すぐに理解し、忘れない子
- 理解に時間がかかるが、忘れない子
- すぐに理解するが、すぐ忘れる子
- 理解に時間がかかり、すぐ忘れる子
取得のスピードは、つまり理解力です。
引用元:「普通の子」が合格する絶対ルール 最強の中学受験(著) 安浪京子
理解に時間がかかるが、忘れない子
娘は理解するスピードが遅いです。もちろん忘れますが、夫と私より記憶力はいいので、ひとまず忘れない子として考えることにしました。
こういうタイプは思考速度がついていかないから、塾のハイペースな授業についていけないと出ていました。きょうこ先生『も』おっしゃっています。
娘が集団塾をいやがるのも、本能的に何かを感じ取っているのかもしれません。
このタイプの子はまじめですが不器用ななため、思考の整理、解き方の整理を大人がフォローしてあげる必要があります。
きょうこ先生のおっしゃる通りだと思います。そんなどんよりとした私でも、思わず目がキラキラと輝いてしまう一文を見つけました。
基礎が盤石になると、あるとき突然目の前が開けたかのように応用問題が解けるようになり、入試直前期になるとめざましい上昇カーブを描きます。
じっくり向き合うしかない
新4年生からは、四谷大塚の通信教育部門「進学くらぶ」を中心に進めることにしました。届いたテキストをみせて、ちょこっと解かせてみてあらビックリ。あまりにも解けないのです。
四谷大塚生にとって新4年生の第1週目の授業は、いわゆる文章問題(かけ算・わり算)がメインです。
今は問題文の条件を整理していく練習をしています。成長とともにできるようになる、と聞いていたので目をつむってきましたが、あまりにも、、、なのです。今の私が抱えている、漠然とした不安の正体はこれにちがいありません。
条件を整理して図を書いて式をかいて、筆算をしてという一連の流れは理解しました。が、ちょっと条件が増えただけで、とたんにダメになります。
数行の文章が読めていないわけではありません。言葉で「何をどうやって求めようとしているか」をたずねると、答えられるので求め方はわかっています。
それが娘の図の書き方がおかしいせいで、途中で混乱してきて妙なこと(聞かれていないこと)をやっているように見えるのです。
第1週目の取り組み具合については、語りだすと止まらなくなりそうなので、次回にまわします。
自己評価はちがっていた
娘がきょうこ先生の本をのぞいてきたので、見せてみました。当の本人は理解が遅いことについて、まーったく自覚がないようです。それどころか、算数は得意だと本気で思っています。メンタルは強いようです。
そんな娘の自己評価はこちらでした。
③すぐに理解するが、すぐ忘れる子
「ああ、わかった!」という口癖で、「③すぐに理解するが、すぐ忘れる子」が中学受験生の大半であり、おっちょこちょいでミスが多いのも特徴と書かれてありました。
……確かに娘は、もしもし?と聞きたくなるミスをしでかします。ということは、理解に時間がかかる上、おっちょこちょいということ。二重苦じゃないか!
今の私が娘にダメだしをしはじめたら、キリがありません。どこまでもしてしまいそうです。
私にはない娘のいいところ、コツコツまじめに取り組む姿勢をうまく生かして3年間を乗り切らなくては。
おっちょこちょい系の娘に役立ちそうなので、こちらの本も読んでみます。