文化祭は個別相談ができるのがうれしい

4年生のとき

受験校が早くも決定?

今年の5月~9月にかけて、いくつも学校へ行ってみました。文化祭シーズンの今は、娘を連れて東京・埼玉・千葉・神奈川と遠方まで見て回っています。

4年生のうちに説明会へ行きまくろう

2019.05.09

転居前提なので広い範囲から選ぶことはできますが、夫から出されている「これだけは譲れない」という条件が1つあるので、そこから学校を選ぶ方針です。

娘のほうは1年前はあれこれ希望条件がありましたが、今はそこまで強いコダワリはないようです。私がそばで見ているかぎり、今は学校の広さが一番重要視されているような(えーっ!)。

どうやらどこの学校でもすぐ好きになるタイプだったらしく、「ここはイヤ」と今まで言ったこともなく助かっています。

偏差値を考えずにあれこれ見学してまわった結果、親としての本命校はほぼ決まりました。夫と私は、育ってきた環境が似ているだけに、自分たちの母校にはないところ=気に入るポイントは似ているようです。

本命校以外にも、広い偏差値帯で4~5校「良さそうなところだね」という中学校が見つかったので、併願校も含め受験校が決まってきた気になっています。気が早すぎ?

学校説明会よりも個別相談がありがたい

どちらの学校も文化祭へ行くと、個別相談・ミニ学校説明会を開いてくださっていました。

勇気を出して最初の学校で個別相談会の席へ行ってみると、なんてありがたいシステムだと感動してしまい、そこからはもうどこの学校でも必ず顔を出すようになりました。

こういう個別相談の場で何を聞くかというのは、皆さんそれぞれに考え方があると思います。私が聞いているのは、入学後の生活のことばかりです。

  1. 学校が指導(推奨)している1日の家庭学習時間は?
  2. 数学の予習はどの程度もとめられているか?
  3. 学校全体としての進路指導方針は?
  4. 学校の授業についていけなくなるのは、どういうタイプの生徒か?

大きくはこんな感じです。①~③については、学校によってほんとに様々でしたが、どちらの先生もちゃんと理由つきで説明してくださったので、納得することができました。

④についてはどの偏差値帯の学校も、8割以上が附属の大学へ進学する学校も、大学がないふつうの中学校も、見事なまでに同じ意見でした。完全一致と言ってもいいお答えだったのが、とても印象にのこっています。

深海魚になってしまう生徒とは?

「授業をきちんと聞いていない生徒です」

私が聞いた学校では、どの先生方もこうおっしゃっていました。入学試験を突破できた子は、授業についていけますから安心してくださいということを聞きました。

これは私自身が高校生のころ深海魚と化していたので、おおいに納得できるご意見です。

御三家など天才級がそろう超進学校では話がちがうのかもしれませんが、一般的には入学試験に合格できさえすれば、学校生活を送る上で問題ないケースばかりのようです。

中1、中2で勉強しない生活が当たり前になってしまうと、その後の挽回はかなり厳しいというお話をされる先生が多かったです。

興味深い話も聞きました。

数学の先生から聞いた話
クラスの中心人物であったり授業中によく発言をするタイプの子たちが、理解スピ―ドが高いタイプの子だと、教師はクラス全員が理解できていると錯覚してしまうことがある。自分も気を付けているが、そういう傾向があることを否定できない。そのとき、授業のあとや放課後に「理解できなかった」と教師に相談できるタイプかどうかは、成績に差がついてくると個人的には思うものの、こればっかりは性格の差があるからむずかしいのも正直なところ。

ちなみにこの話を聞かせてくださった先生は、「うちの中学は進度が早いと、お母様方の間で噂になっていると聞いています。中1、中2は徹底的に学校でフォローしていますから、どうか安心して任せてください」ともおっしゃっていました。

やっぱり中学校は、幼稚園選びのときと同じで、口コミが頼りになるときと噂が先行しているときがあるのかも…しれません。

お守り校が見つかった!

私たちが今日までに見て回った中学校は、偏差値にして上下20の幅があります。

偏差値が一番控え目な中学校は、地元の方からの評判はよい中高一貫校だと聞いたことが決め手となって行ってみました。

今の住まいからはうーんと遠い&同じ偏差値帯の学校はけっこう多いことから、口コミで聞いていなければ足を運ぼうと思わなかったかもしれません。

個別相談で話を聞いてくださった先生が、転居を前提にした受験だと言ったことでわが家の本気を感じてくださったのか、先生から見た自校の良いところ・悪い(心配な)ところを包み隠さず話してくださいました。

偏差値が一番控え目な学校で、親子ともに気にいった中学校が見つかったことは、自分が想像していた以上に心の支えになっています。

もちろん全員が入学できる学校ではありませんが、このまま真面目に受験勉強をつづけていれば手が届きそうというのは、こんなにも心を穏やかにしてくれるのかとしみじみ思うのです。

お守り校を胸に秘めつつ、向こう2年半を過ごしていきたいです。

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