塾によって、何もかもが全然ちがう
先日、栄光ゼミナールで学力診断テストを受けました。初めての外部テスト(国・算15分ずつ)を受けたことがきっかけで、娘のことを客観的に考えることができたように思います。
発売中のプレジデントムックには、大手塾をいろんな視点で比較された表が出ていました。まじまじと見ていると、塾によって全然ちがうと改めて思いました。
誌面には「在籍生徒数に対する合格実績の割合」が、円グラフで出ています。最難関校●%、難関校●%という感じのリアルな数字です。SAPIXが、最難関層にあわせたテキストを使っているというのも、数字をみると納得できました。
子供を潰し300万ドブに捨てる塾の選び方
プレジデントの公式HPにも、おそろしいタイトルの記事がアップされていました。
新学期、”ハリキル親”ほど損をする
3月は受験や新学期に向けての「塾選び」の時期。30年以上にわたり中学受験指導をしている「花マル笑子塾」主宰の吉本笑子さんは「塾選びを間違えると、お金がムダになるだけでなく、子供の戦意を喪失させる危険性がある」と語る。
この記事を読めばよむほど、娘は中学受験より高校受験向きの性格だと思います。それでも本人が希望する以上は、がんばるしかありません。娘にあう塾選びを真剣に考えてみようと思います。
娘の性格を冷静に分析してみる
栄光ゼミナールの学力診断テストにショックを受けた私は、夫に相談をしてみました。彼は、感情の起伏がほぼない冷静なタイプです。そもそも中学受験に興味がありません。
娘が受験したいと言い出し、妻も塾の情報集めが趣味になってきたことで、いつのまにか巻き込まれてしまった気の毒な人なのです。
そんな彼は、娘の平均点を大きく下回った答案用紙をみて、妙に納得していました。夫からみた娘の性格はこんな感じでした。
- 自分で考えたスケジュールを守るのは得意
- その反面、誰かに急かされると慌てすぎてうまくいかない
- 算数が得意なタイプには見えない
- 新しいことを理解するのに、時間がかかる
- 自分の中できっちり消化できれば、あとは一人で走っていける
- チームのためなら自分もがんばれるけれど、相手を倒すことには興味がない
新しいことを理解するのに、時間がかかるタイプ
ここを指摘されて、はっとしました。思いあたる節がありまくりです。私の教え方が悪いだけでなく、娘のほうも、一を聞いて十を知るタイプではないことは明らかです。
いま受講しているZ会の2年生ハイレベルコースでも、娘がつまずくのは初めてみる単元の導入部分であって、ハイレベルマークがついている応用問題ではありません。
こんな娘が、サピックスのように「初めてみるテキスト」を前に授業がどんどん進んでいけば、途中で頭がフリーズするのは容易に想像できます。
マイペースに自分でスケジュールを組みながら勉強を進めたい娘が、大量の宿題がでるという早稲アカに入れば、ストレスをため込んで大変なことになりそうです。
本人の希望は、習い事をできるかぎりつづけること。朝学習派であることを考えると、拘束時間が長い日能研や四谷大塚もむずかしそうです。
あれこれ夫婦で話し合うと、できるかぎり少人数制で、宿題も習熟度にあわせてカスタマイズしてくれる塾がいいという結論がでました。今の時点では、市進か栄光ゼミナールが候補です。
やっぱりうちの子にサピは無理でした。私が一方的に恋焦がれていたサピックスへの想いを、今度こそ断ち切ることができそうです。
最終的にどこの塾を選ぶかは、基本的に娘に任せる予定です。この1年間で本人の性格が急に変わらないかぎりは、親のほうでうまく誘導していきたいと思っています。
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