2年生の算数でつまずいたポイント
2年生ももうすぐ終わり。なんとか2年生の算数が終了しそうで、ほっとしています。この1年間で、何度か算数でつまずくポイントがありました。「お母さんの説明は、何回も同じ話をくり返しているだけだから、何回聞いてもわからないよ」なんて、谷底につきおとされることを言われた日もありました。
2年生算数の山場は、かけ算だけじゃなかった
これは誤算でした。かけ算以外で大変なのは、せいぜい筆算くらいだと思っていたのです。もちろんかけ算は時間がかかりました。昔の私と同じく6の段と7の段の覚えがわるかったですが、昭和のやり方(ひたすら言う)でクリア。
夫はかけ算に困っている娘が不思議だったようです。彼はかけ算で苦労をした記憶が全くないらしく、それどころか中3まで算数・数学で勉強をした記憶もないと言い出しました。
余談になりますが、子どもがかけ算を覚えられない原因の大きな大きな理由は、「し(4)」「しち(7)」「は(8」)という、普段しない読み方(言い方)のせいだと思います。私が文科省のお偉いさんなら、すぐ指導要領を改訂します。「言い方はなんでもよし!数字があっていればよし!」
話をもどします。娘がつまずいた算数の単元は、大きくこの3つでした。理解をするのに時間がかかった、という意味で選ぶとすればこちら。
- 1000までの数(数直線の問題)
- 時間(〇分間と、現在〇分の違いに混乱)
- 水のかさ(dlとmlをすぐ忘れる)
一番苦労していたのが、穴埋めの数直線問題でした。幼少期に数唱をもっとさせていればよかったのかもしれません。
問題の意味を読みとるには、国語力も必要
ちょうど今月のZ会ドリルに出ていた文章問題も、苦手に感じていたようです。
たし算かな ひき算かな?
ピアノには、黒い けんばんが 36こ あります。黒いけんばんは 白いけんばんより 16こ少ないです。白い けんばんは 何こ あるでしょう。
引用元:Z会小学2年生コース 2018年2月号 算数ドリル8番
Z会の親向け解説書によると、「逆思考の文章題の立式の仕方がきちんと理解できているかどうか確認できます」とあります。確かに、2年生にはむずかしい問題のようです。
36-16=20 20+16=36 答え 36こ
娘が最初に出した解答がこれ。意味がわかりません。何回も一緒に問題を読んで、白いけんばんのほうが多いと計算する前から本人もわかっているのに、出てきた答えはこれ。
こういう時、思考がストップしているのです。私の説明は耳に入らず、もう嫌だという状態。朝から険悪なムードが漂います。いや~な空気の時間は、あっという間に過ぎていくのが不思議です。
1週間まてば、本人も成長する
この1年間で、私自身も少しだけ成長しました。できない問題を1週間先送りにする作戦を、実行できるようになりました。大げさに言うのもなんですが、スルーできるようになった自分を褒めたいです。
この1週間、似たような問題はZ会でも登場しましたし、学校でも習ってきます。今朝になってピアノの問題を解かせてみると、すんなり解いていました。自分のミスを見て笑う余裕まであって、拍子抜けです。
できないことを、できるようになるまでその場で無理にやらなくても、時間が解決することがある。
人にものを教える仕事をしている人から、そう聞いて知っていたのに、どうしても私はその場でわからせようと意地になってしまうのです。根底に「なんでこんな問題がわからないの」という気持ちがあるのだと思います。
算数を苦手とする私が、この上から目線の気持ちをもてるのは、たぶん3年生が最後。食塩水がでてきたり、特急電車と急行電車が出てきたり、ラスボスの「つるとかめ」が登場したら、私はもう勉強の見張り役を引退して、お金を稼ぐ側に回りたいです。