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かけ算の筆算で思いきりつまずいた!
Z会の中学受験コースで、かけ算の筆算が登場しました。軽快な口調で教えてくれる算数の先生の動画を、娘はじっと見ています。
私は忙しい時間だったこともあり、練習問題に入るまで(10分弱)の間、娘を放置していました。「どうだった?」と見に行くと、不機嫌マックスな顔をした娘がいました。
「何をいっているか、まったくわからないよ」
Z会の先生は、動画の中で筆算の「手順」を説明してくれましたが「なぜ」そうするのかは、説明されていませんでした。
簡単な筆算に続いて、13×5のように繰り上がりが入るかけ算の説明に入っていきます。3問ほど「手順」についてじっくり解説されたあと、動画は終了しました。
応用問題より、娘は導入部分でつまずきがちです。かけ算の筆算も、「どうして?」「なんで?」と頭の中がクエスチョンでいっぱいになっているようです。
「どうして上と斜めにかけるの?」と聞かれても、私には教えられません。
疑問にも思ったことがない
算数が苦手だった私の記憶には、かけ算の筆算は「こういう手順」でやるもの、としか残っていないのです。なぜ上と斜めにかけるのかなんて、疑問に思ったことすらありませんから、私には答えられません。
ひとまず調べておくからといって、勉強を中断して学校へ行かせました。
娘が学校に行っている間、ググってみると私自身が「なるほど!!」と思ったやり方を見つけました。
こちらの算数教室のHPに出ていた教え方です。このHPには見覚えがあります。2年生のとき、103-25=というような筆算につまずいたとき、熟読した記憶があります。
この図に、私は感心しまくりました。なんてわかりやすい説明でしょうか。こういうタイル図をもとに説明すれば、娘も納得するはず。
娘がすんなり理解した
学校から帰ってきた娘をつかまえ、「おやつを食べながらでいいから聞いて」と言って説明してみました。「なるほど」といって、娘がすんなり理解をしたのです。
調子にのった私は、13×11=という2桁×2桁も説明してみました。あっさりクリアです。おおー!すごいじゃないか、水道方式!!
と、そこに待ったをかけたのが夫でした。出張中だった彼に「どうやって説明する?この図すごくない?」といって、上の図をLINEで送ってみました。
「図がわかりにくい、数字だけで説明できる!」
算数・数学が得意だった文系出身の彼は、このタイル図を全否定してきました。図があるほうがわかりにくいといって、手書きのメモを送ってきました。
彼が「これで理解できるでしょ」といった手書きメモはこんな感じです。
数をイメージできる人、できない人
夫の説明は、「筆算の意味がわからない」といって、心を閉じた娘を振り向かせることはできないと思います。数字だけじゃイメージができないのです。
私が「これだ」と思ったタイル図なら、娘もあっという間に理解ができました。一度、頭の中で理解・納得をした後なら、夫が書いた数字だけの図も理解できます。
このことから、明らかに「夫」と「私&娘」は数に対する理解度がちがうとわかりました。
私が説明できない算数は、たくさんあります。例えば小数点のかけ算。小数点が移動する意味を説明できません。ということは、娘がまた「どうして?」と言い出して、筆算の手順だけじゃ納得せずつまずくのでしょう。
数字に強い夫には、娘が「なぜ、つまずいているのか」を察するのはむずかしいかもしれません。早く手を打たなければ。とりあえず「水道方式」という通信教育の資料を取りよせてみました。ゆっくり考えてみます。