2巻も期待通りのおもしろさだった
今日は二月の勝者 第2巻の発売日です。横分け男、黒木に会えるのをとっても楽しみにしていました。
いつもの書店に行くと、第二巻はレジ前の一等地に置いてありました。人気なんですね。
2巻のテーマは「お金」
帯に出ていたのは、中学受験は「課金ゲーム」です。という衝撃的な言葉。
うちはまだ3年生です。集団塾ではなく、小さな塾で算数だけを受講&通信教育だけの教育費しかかかっていません。
それでも周りのママさんたちから、6年生になるといかに金銭感覚が麻痺してくるかという話は聞いています。
中1の学費(入学金含む)より、6年生のときに塾へ払ったお金のほうが高かったという話も聞きました。冷静になって考えると、とてつもないお金だと思います。
塾講師は「教育者」ではなく、「サービス業」
民間企業ですから売り上げノルマがあるのは当然のことでしょうし、春期講習やオプション講座というサービスを提供するかわりに、費用を求めることも納得できます。
そこについては何も感じていませんが、二月の勝者 第2巻を読んで、やっぱり出ていくお金はきちんと把握しておこうという気持ちになりました。
小学校を卒業するまでにかける教育費の上限を決めておくのも、一案かなと思います。残りいくらと見えていれば、必要経費かどうか冷静に見極めることができそうです。
私はゲームやギャンブルはしませんが、意外と熱くなりやすいです。ここぞ、という時に思いきりよく投資しすぎる所があります。
二月の勝者2巻に出てきた、お金で安心を買ってしまう母親の気持ちは、すごくすごくわかります。未来の自分を見ているかのようです。
プライドが高い女王様気質の女の子
二月の勝者 第1巻でも感じましたが、主人公の横分け男、黒木は子どもの性格にあわせた対応が上手です(教え方ではなく、塾としての対応)。
第二巻で印象に残ったのは、女王様気質の女の子の件でした。以下、ネタバレが入りますので、これからお読みになる方はここでストップ願います。
【以下、ネタバレ】
塾のトップクラスにいた女の子(花恋ちゃん・女王様気質)が、転塾を考えています。転塾先には、自分よりレベルの高い子たちばかりがいて、授業のスピードも内容も今までとは違いました。
必死でついていこうとしますが、ストレスも溜まっています。そこで、横分け男、黒木(表紙の彼)は彼女にむかって
「もし今、花恋がその他大勢になっているとしたら、そこは花恋に合ってない。花恋は女王様になれるところでしか輝けない。Ωの二番目の席まだ空けてあるよ。待ってる。」
と言ったのです。あまりにも的確な指摘に、感心しました。
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2巻の終わりがここでした。早く続きを―!3巻の発売は2018年秋になるそうです。とても待てそうにないので、ビッグコミックスピリッツを読もうと思います。
なんてもう、言っているそばから私もAmazonに課金しようとしています。やっぱり私は塾のいいお客さんになってしまいそうです。気をつけないと。