初めて自分が希望する学校へ訪問
数か月前、娘に頼まれて学校見学へいきました。3年生の娘なりに考えた、自分が一番行きたいと考えている学校です。
母の私に学校見学会という名の下見を頼み、良さそうなら自分もお父さんと秋に文化祭へ行ってみようと考えていたようです。娘にとっては、ずっと楽しみにしていた文化祭でした。
朝一番に到着したのにすごい人
私はお昼前に到着するようにゆっくり行けばいいや、と思っていましたが娘に急かされて、朝早くに到着しました。駅につくと、既にすごい人。
家を出る前から高いテンションだった娘は、学校が見えてくると叫びだしそうなハイテンションで歩いていました(ホームページをみて予習済み)。
校内に入ったあとで夫を見ると、私が学校見学をしたときと同じように「私立ってすごいな」といわんばかりの態度であちこち見回しています。
公立組にとっては、小さなことでも母校との違いを感じてしまい、「ほほーっ」という気持ちになってしまうのです。ほんとに私立は別世界です。
娘がいる姿を想像できるかどうか
ネットでよく見かけていた「その学校に、わが子がいることが容易に想像できるかどうか」という話を夫に聞いてみました。
夫が答えるより先に娘が「想像できるよー!楽しそうだよ」と言いました。選んでもらう側である3年生の意見はちょっと置いておいて、改めてスポンサーに聞いてみました。
いま9歳の娘が、12歳~18歳まで過ごすことになるかもしれない学校です。
その年ごろに成長したわが子が、この学校になじんでいるかどうか。周りにいる女の子たちを見回し、成長した娘と重ねることができるか。
夫は即答で「ここは想像できる」と答えました。…よかった。ここで文句が出たら、数年単位の家族会議が待っているのでドキドキしました。
中1の保護者はかわいい
中学1年生のクラス単位のだしものへ行くと、そこには決まって在校生の保護者の方の姿がありました。
皆さんうれしそうにわが子にカメラを向けています。
保護者の方の「こっち向いてー」の声が聞こえているはずなのに、お友だちと笑いあっていたり、顔をゆがめたり。
昨年まで来場者側だったわが子が、おもてなし側にまわっていることが嬉しくてたまらない保護者の方の気持ちを思うと、私がカメラマンになって家族写真を撮ってあげたくなります。
でも、親のテンションと正反対というのか、同級生の手前もあって素直になれない中学生側の気持ちもわかるので、そっと見守りました。どちらのご家庭も微笑ましかったです。
第二志望校を早く探さなければ
行く前から決心していた娘ですから、実際の校舎や生徒さんたちを見て、気分は盛り上がる一方です。私は怖くなって、その場で思わず口に出してしまいました。
「この学校に落ちたらどうするの?」
まだ本格的な受験勉強もはじまっていない、小学3年生の子に。返事を聞く一瞬の間に、言うんじゃなかった…と反省しました。
それでも娘はケロっとした顔で、「それは仕方がないから別の中学校へ行くよ」なんて言っていてほっとしました。
今年、来年で併願することになりそうな他の学校も、足を運んでおこうと思います。