点数に直結する最強の覚え方!!この一冊で全教科OK!!
週末は、今年の夏に発売されていたこの本を読みました。
吉祥寺にある 中学受験アテナ進学ゼミ 代表の宮本毅さんが書かれた「忘れない暗記術」という本です。
思考力が求められる時代に暗記は必要なの?
この本を買って帰ろうと思ったきっかけは、冒頭に書かれていた思考力についてのお話でした。
はじめに
今日の教育では「思考力・表現力・分析力・判断力」といったものが重視されます。(中略)知識量の少ない人が一生懸命自己の意見を主張しても、薄っぺらくて中身のない論になってしまいます。豊かな表現力は知識に裏打ちされるべきものであるはずです。
引用元:「忘れない暗記術」著:宮本毅
2013年度の私立武蔵中学で実際にだされた社会の問題を具体例としてあげながら、自塾の塾生(その年の合格者)が実際の答案に書いたという文章が出ています。
確かにある一定の知識がなければ、ふんわりした文章しか書けません。正しい知識があれば、具体的な文章になり説得力が増すのでしょう。
各教科ごとに暗記のコツ
漢字・算数・社会・理科それぞれに、こうやって覚えたらどうですか?という具体的な案がでていました。
暗記法だけではなく学習法やお悩み相談など、40のテーマについて書かれています。
中でも歴史の覚え方が参考になりました。私は歴史が大嫌いで、今でもそうですがまるで興味がもてません。
藤原さんや北条さんが大勢でてくるから、頭の中がごっちゃになります。
【歴史】同じ姓の人物ばかりでこんがらがります
例えば中学受験に必要な藤原氏は9人出ていますが、彼らをばらばらに覚えるのではなく9人を一基にまとめて覚えてしまいます。まずは親子関係を把握しながら…(略)
引用元:「忘れない暗記術」著:宮本毅
もう一つの歴史暗記方法(キャラ立ちさせる)も、自然と覚えていけるすばらしい作戦だと思いました。
娘が4年生のうちに、私が中学受験で必要な範囲の社会の学習をしてみようと思っているので、参考にしてみます。
歌は意外と覚えている
私が中学2年生のときに、音楽の授業でナポリ民謡、サンタ・ルチアがテストの課題になり、イタリア語の歌詞を覚えさせられました。
当時の音楽の先生が「覚えにくいでしょ?覚えにくいんだけど、意外とこういうのは大人になっても覚えているものなのよ」と言っていた記憶ものこっています。
確かにあれから30年近く経っても、私はナポリ民謡をイタリア語で歌えるのです。
本の中にも、【暗記法】興味のないことを覚えるにはどうしたらいいの?という単元で、歌を活用する方法が出ていました。
歌うと記憶に残るのはなぜか、ということがしっかり解説されていたので納得してしまいました。娘がこの先、どうしても覚えられないというものがでてきたら、歌も使って乗り切ろうと思います。
♪スルマレ ルチカ ラストロ ダルジェント