やっとスタートラインに立てた気分
今日は素直な気持ちを残そうと思います。
夏休みの終わりにあった組み分けテストで、今まで点数を稼いできた算数で大コケ(過去最低点数)したものの、他の3教科でドボンとしなかったことでBコースに入ることができました。
ボリュームゾーンと呼ばれる大多数組にやっと入れました。
偏差値30台からスタートして、やっとやっと、勉強時間にみあう成績になってきた気がします。娘の点数をみて納得できるようになりました。
今までがもう、のれんに腕押しというか、泥沼でもがいているだけというか、必死でやっているのにどうして?というテストの点数だったので、平均点をクリアしている科目もあればしていないのもある、というだけで御の字です。
もちろん「ここは問題文をよく読めばとれたよね?」なんて小言をネチネチいいたくなるのが、合計で50点分くらいあります。でもそれはみんなお互い様でしょうし、これが今の実力だと大らかな気持ちになれます。
そのくらい、今までが頭を抱えたくなる点数でした。
今までの経緯
わが家のレベルをご存知でない方のために、かいつまんでこの半年間を説明させてください。
- 3年生の11月に、SAPIXの入室テストにギリギリの成績で合格
- 新4年生は四谷大塚の進学くらぶで国語・算数ともに偏差値30台でスタート
この時期、Z会のテストも受けましたが、こちらも偏差値30台でした。振り返ってみれば、この時点で、覚悟を決めておくべきだったのです。
私はどうも楽観的なところがあるようで、まさかわが子がここまで『テストで点数が取れないタイプ』だと思っていませんでした。
先輩ママさんたちが「最初はね、テストに慣れてないから仕方がないけど、すぐ慣れるわよ」とおっしゃっていたので、すぐ慣れると思っていたのです。
決して、すぐではありませんでした。
新4年生の2月以降、四谷大塚の教材をつかって娘と2人で必死でやってきました。自宅で受ける週テストも、一度も遅れることなく日曜日にはポストに入れました。
決められたカリキュラムを、生真面目すぎるくらい真面目にこなしてきた半年間でした。
こんなに必死でやっているのに、どうしてこんな点数なんだろうと頭を抱えてきた日々がつづいたのです。
聞かれたことに答えられない
特に頭が痛かったのは理科と社会でした。聞かれたことに答えられません。
一生懸命、勉強して覚えて問題集を何回も解いて、それでもダメなのです。
算数は勉強時間にみあう成績が、すぐに週テストで出始めました。国語の成績が上向いてきたのはここ最近なので、なんともいえませんが、理科と社会がとにかくダメでした。
「テストの時間は緊張してしまう」「何を聞かれているのかわからない」
娘の言い分もわかりますが、私から言わせてもらえば「みんな同じ4年生でしょ?4年生向けのテストだよ」ということなんです。
四谷大塚の組み分けテストは、社会と理科は20分ずつしかありません。長いリード文を丁寧に読んでいたら、間に合いません。
基礎学力を問われている4年生の今は、必要な所を読んでぱっぱと答える反射神経が必要であるように思います。
こういうところは、のんびりした性格の子にはかなりハードルが高いようでした。
それでもBコースに上がるためには、社会と理科でこれ以上足を引っ張るわけにいきません。
聞かれたことにパッと答える(一問一答)能力をきたえて、なんとかよそのお子さんと同じように解けるようになってきたように思います。
性格も大きい
勉強はノータッチの夫に、よく言われることがあります。娘は、夫や私の小学生時代とはタイプが全然ちがうということです。
夫と私は2人とも、いかにラクするかを常に考えて行動するタイプ、言ってみれば要領がいいタイプの子だったと記憶しています。
だから、4択問題で空欄にして出すとか考えられないのです。25%の確率で当たるのだったら、何でもいいから書けばいいのです。
それを人から指摘されないと気づかない上、指摘しても指摘しても娘はダメです。
「あとで書こうと思ってたんだけど、間に合わなかったんだよ☆」
笑顔で言い返すタイプの子なので、ずっこけたくなります。
今でも空欄があるくらいなので、これからも毎回、毎回、口を酸っぱくして「選択問題で空欄はダメ!」と言い続けていこうと思います。
時間配分をうまく考えられないのもそうですし、「点数を取りたい」という気持ちが少ないのでしょう。
もともと人と競い合うことに興味がない子ですし、そんな子がマイペースに行う自宅学習をしているので、仕方がないのかもしれません。
夫からはこの根本的な性格の問題は、6年生になるまで治らないから覚悟しておいたほうがいいと言われています。
だから、ポやんとした性格の子が成績を上げようと思えば、単純に基礎学力を上げるしかありません。
真面目にコツコツでどこまで伸びるか
常にポワ~んとしていますから、大阪で生まれ育ち『せっかちDNA』が組み込まれた私からすれば、スリッパで頭をはたきたくなる所が多々あります。
それでも、娘が精神的に成熟していることで、助かっていることも結構あるのです。
- カンニングなんてしたら、あとで自分が困るだけでしょ?なんでするんだろう。
- 毎日ちゃんと進めないとあとが辛いからね。いまやっておこう。
こういう真面目ちゃんな発言を聞くと、私が小学生のころとは全然ちがうと思います。
私は塾でカンニングをしてしまう小学生の気持ちが、手に取るようにわかります。
私が親主導の中学受験をしていたら、塾の宿題は答えをみながら「いかにバレないように、考えたように見せかけて書くか」に全神経を注ぐことでしょう。
話がそれましたが、娘は真面目にコツコツと学習をする子なので、高校受験なら花が咲きそうなタイプです。
本人が希望する中学受験で、真面目にコツコツがどこまで通用するのか。
娘は後伸び型だろうということを頭におきつつ、環境を一番に考えて学校を選びたいと思います。今年の秋は文化祭めぐり、がんばります。
とはいえ偏差値も本音では望みたいので、学力をあげる努力はつづけてみます。