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「メシが食える大人に育てる」花まる学習会 代表 高濱正伸さん
「子どもが伸びる家のあり方」2018年3月1日(木)日暮里サニーホール
我が家の子育てゴールは、高濱正伸さんの考え方「メシが食える大人に育てる」そのものです。
私は昔から本を読むのが好きですが、速読しすぎるせいか、あっという間に内容を忘れます。それが講演会で話を聞くと、少し記憶が長持ちします。
だから、都合がつくかぎり高濱先生の講演会に出席して、自分の記憶を定着させたいと思っているのですが、都合があわず今日は約1年ぶりの講演会でした。
高濱先生のお話で何がおもしろいって「男の子」と「お母さん」の関係の話です。
毎回いろんなエピソードで、「こういうことをお母さんが言うと、男の子(特に長男)はつぶれますよ」という大切なお話をしてくださいます。それがもう、おもしろいのなんのって。会場が何度も爆笑のうずに包まれました。
算数センスを伸ばすには、囲碁が最適
今日の講演会で、私が一番印象にのこったことは「囲碁」でした。講演会中、さらっとお話になっただけなのですが、私の頭の中は「囲碁」でいっぱいです。
算数の図形問題に強くなることより、もっと大事なこと
高濱先生がおっしゃいました。「囲碁をやる女の子はモテます」
講演内容を割愛しまくるので、誤解せずうまく脳内変換をお願いしたいのですが(そんな無茶な)、囲碁をやる人はビジネス界で成功している人が多い・自分ももちろん賢くなる・囲碁界は男性が多い・そこに女の子がいれば当然モテるよね、というお話でした。
すてきな交友関係が広がりそうなコミュニティに入れる可能性が高まるのなら、囲碁をやらせたいです。目先の図形問題より、将来のボーイフレンドが大切なのは間違いありません。
残念なことに、今の娘は囲碁にまったく興味がなさそうです。
ここは母である私が動くしかありません。土曜日に家族で囲碁教室へ通おう。夫は仕事もあるし、娘は学校の日もある、毎回参加は私だけ。それでもいい、がんばろう。
ここに私も通おうと腹をくくり、囲碁をやらせるために夫婦で協力しようと夫へ呼びかけました。
娘にもっとも合わない習い事=囲碁
私たち夫婦は、真逆の性格をしています。右脳派でおしゃべりなのが私で、左脳派で無口なのが夫です。
出張中の彼に、囲碁に関するLINEを送りました。オッケーという返信がくるものと思っていたのに、まさかのNGでした。
いつも彼からはそっけない短文しか返ってきません。スタンプなんて見たこともありません。そんな彼から、過去最長じゃないかという文章が届きました。
そこには、「いかに娘が囲碁に向いていないか」が淡々と書かれています。
囲碁とはどういうゲームなのか
実をいうと、私は囲碁をさわったこともありません。まんがも知りませんし、ルールなんて全く知りません。オセロの友だち?くらいの認識です。
夫は今の娘と同じ小学2年生のころ、義父を相手に将棋・囲碁・オセロをよくやっていたようです。初耳でした。
義父の性格から察するに、子ども相手に生ぬるい勝負をする人ではありません。夫は必死でくらいつき、3割程度の確率で勝てるようになっていたと聞きました。
夫から、囲碁の基本知識(どういう所を楽しいと思うゲームなのか)を教わりました。そして娘の性格エピソードをいくつもあげて、いかに囲碁に向かない性格か、嫌がる娘にやらせるリスクの高さを説いてきました。
あっという間に、夢が散りました。囲碁にハマれそうなお子さんがいる方、我が家のかわりにぜひ。