「できる」以上に「わかる」を重視 数教研
算数の導入部分でたいていつまずく娘に、どう説明すれば理解するのかを検索してたどりついたのが「水道方式」という算数の学習法でした。
水道方式をつかって教えている教室のHPに出ていた説明で、娘があっさり納得しました。自宅の最寄り駅には、水道方式で教えている教室がないので、通信教育の資料を取り寄せてみました。
水道方式とは?
水道方式は限られた授業時数内で、無理なく算数が習得できることを目指してつくられました。水道方式には次のような3つの原理原則があります。
- すべての計算過程を最も単純な計算過程に分解する。
- 素過程を組み合わせてもっとも一般的で典型的な複合過程をつくる。
- 「一般的で典型的な複合過程」から「特殊で典型的でない複合過程」へと進む。
引用元:数教研公式ホームページ(リンク先には①~③について詳細な説明あり)
私には水道方式の説明文を読んでも、なんのこっちゃさっぱりわかりません。
とりあえず新しい単元に進むたびに、「なんで?」「どうして?」と言い出す娘が納得する説明の仕方=水道方式というイメージなのです。
こちらの冊子にも、数教研が通信教育のコーナーに出ていました。私が知らなかっただけで、有名なところなのかもしれません(関係者の皆さま、失言お許しください)。
公文みたいなプリントが届いた
私が頼んだのは、数教研ゼミの「おためし学習(500円)」です。
公文のような小さめの紙に裏表で問題がのっています。私が公文をやっていたのは、小学5年~6年の2年間だけです。記憶がないので、比べることができません(こんな絵は公文になかったような)。
値段は高いのか安いのか?
入会金1,000円、会費1か月2,108円と知ったときは、安いと思いました。Z会の中学受験コースと比べると、ぜんぜんちがいます。
それが実際の教材が届いてみると、1日1枚(目安)のペースでこの値段かと思うと、急に高い気がしてきました。それでも、水道方式の教え方が娘に合うのは確かだと思うので、しばらく数教研を試してみます。
私は小学生のころ、自分でいうのもなんですが優等生チームでした。
それが中学の数学から少しずつ怪しくなり、高校の数学から、さーっぱりついていけなくなったのです。今となって思えば、小学生の頃から数の本質を理解していなかったのでしょう。
チラっとどこかで見かけたことがある、この絵本の作者である先生が、水道方式を提唱されたそうです。絵本を図書館で借りてこようと思います。
基本的な計算はZ会より先にすすめておきたい
中学受験に必要な特殊算といわれるものは別として、小数点や分数もふくめた基本的な計算だけは早めにクリアさせておきたいです。早めというのは、つまずくのがわかっているので、じっくり時間をかけるためにという意味です。
今回のかけ算・筆算ように、Z会の中学受験コースで初めて習うというものだと、Z会で教わるだけでは娘の理解がおいつきません。
その時にあわてて教え込む(今回のかけ算・筆算がそう)のは、親子の精神衛生上よくないので、じっくりゆっくり進めていこうと思います。