中学受験にコピー機は必須アイテム?
2年生の終わり、新3年生と呼ばれるようになったばかりのころに、受験を終えたばかりの先輩ママさんたちが「A3プリンターを早く買っておけばよかった」と言っていた口コミを鵜呑みにして、A3対応のプリンターを購入しました。
買ったのはこの旧モデルのほうで、家庭用ではなく小規模オフィス対応型のプリンター(顔料インク)です。業務用コピー機ではありません。
で、こちらが買って1年後(新4年生)の記事です。今も満足しています。
プリンター購入から早い物で3年が経ちましたが、あの時に買ったことは一切後悔していません。それどころか、買っていなかったらどうなっていたことかとぞっとするくらいです。
ということで、今日はタイトルとおりの話を具体的につづってみます。
このブログは、新4年生のときに東京の中学受験大手塾(Y)カリキュラムに、さっぱりついていけなかった親子の奮闘記のようなものです。最初から偏差値50を超えている方には、基本的に参考にならない内容です。
図形の問題は、拡大コピーで解決しがち
新4年生のはじめ、角度の問題がはじまったときに拡大コピーの威力を思い知りました。
錯角を理解して、すぐに小さな図形で見抜ける子なら親の苦労はありません。ささっと補助線を引いてひらめいちゃうタイプの子なら、拡大コピーなんて不要です。
小さなサイズの図ではひらめかなくても、習った内容を理解していれば、図が大きければひらめく可能性が高いです。
どのくらいの大きさかというと、親指と人さし指で丸を作れるくらいのサイズの図形を、うーんと、うーんと、うーんと大きく、A4コピー用紙にいっぱい書かれているくらいのサイズになれば大丈夫そうです。
あとは、蛍光ペンを数本渡してやること。蛍光ペンがないときは、同じ角度には同じマークをつけること。女子はハートと星を多用すれば機嫌がよくなりやすいです。
小3~小4あたりは、蛍光ペンを上手に使える子のほうが珍しいです。使い慣れた大人からすると不思議ですが、子どもにはむずかしいようです。うちの子だけかと思って、周りのママさん3人(女子)に聞いて回りましたが、3人とも同じ意見でした。
ジャストフィットは、ペン先がしなるのでデビュー品に向いていますよ。
頭が混乱していた?
振り返ってみると、少しひねった問題(応用問題ではなく、練習問題レベル)だと途端にわからなっていたのは、頭が混乱しているからなのだと思います。
超拡大コピーされた図をみることで、頭の中がすっきりするような気がしています。
4年のカリキュラムがスタートしたばかりのこの時期は、とにかく「がんばれば、一人で解けた」という成功体験を詰ませることを意識しました。
Aコースの下位からスタートしたので、早く成功体験をつませて成績をあげなければ、自己肯定感が低くなってしまうという危機感がありました。
そんなこんなで、超・過保護体制で二人三脚で歩んでいき、基本のきが頭に入ってきたころからは、急に娘の理解スピードが上がってきました。4年の夏休み前後だと思います。
あの頃は算数に必死すぎて、社会や理科なんてとてもじゃないけれど時間をかけられない、という状況でした。つらかったです。
ノートに書き写す時間がもったいない
Aコースでもがいていた頃は、とにかく問題数をこなすことに必死でした。応用問題は無理でも、基本問題と練習問題をしっかり解けるようになったころには、Bコースが目の前に開けてきました。
Cコースの最後尾が見えてきたころは、応用問題の手前くらいまでは、そこまで苦労せずたどりつくことができました。何度もいいますが、やっぱりAコースの下位にいたころが一番つらかったです。
とにかく時間がありません。ノートに書き写す時間ももったいないですし、間違えた問題を解きなおすにはテキスト鉛筆で書きこむと消さなければいけません。
問題に線を引いたり丸をしながら解く癖をつけたかったので、テキストをコピーして使っていました。
テキストの片側1ページをA3サイズに拡大して解かせることが多かったです。文字が大きいと、読み飛ばしも減るようでした。
業務用か家庭用か、どっちにする?
わが家はその中間、小規模オフィス用とうたわれている顔料インク対応の複合機(↓この前モデル)を使っています。
顔料インクのほうが、インクの減りが早いように感じます。きっちり統計をとっているわけではないのでふんわりした物言いで申し訳ないですが、以前つかっていた家庭用の染料インクに比べて、本当に減りが遅いです。
エプソンの純正インクをずっと使っています。純正インクでもいいか、と思える程度の減りです。家庭用を使っていたときは、とてもとても純正インクなんて使ってられなくて、常に非純正の互換インクを使っていました。
業務用コピーは必要?
業務用コピーのいいところを考えてみました。
- 自動原稿送り機能が優秀なところ
- 様々なサイズをセットしておけるところ
- 印刷が早いところ
1枚ずつ原稿をセットしてコピーするのではなく、一気に複数枚数をコピーできる機能です。両面コピーをするときに大変便利な機能です。
私が買ったモデルは、2年ほどで自動原稿送り機能に不具合がでるようになりました。今は一切使っていません。テキストをコピーすることが主目的の今は、そこまで必要としていないので不満もたいしてありません。
ビジネス界ではほとんど見かけなくなったB4サイズは、教育現場では愛用されています。それでも、A3サイズに拡大コピーをしておけばいいことなので、私はA4とA3用紙があれば十分だと思います。
もちろん、全サイズをセットしておければベストですが、それができる業務用コピーのレンタル料はけっこういいお値段するようです。安い金額のリース料だとだと、私が持っている小規模オフィス用の顔料インク↑とさほど変わらないような気がしました。
もし双子さんがいる、年子のお子さんがいる、といった特別な事情があれば、業務用コピー機のほうが断然いいと思います。