予習ナビについていける喜び
本日、低レベルな経験談です。
ネット(ブログ)界には、優秀な保護者の方のお話がたくさんあるので、スタートダッシュを華麗に決めたい方はそちらを読んでいただくとして、ここでは低い次元の話を少し詳しく書いてみようと思います。
同じ学年の方ではなく、次世代の方が読んでくださることを念頭においてつづってみます。
3年生の2月、新4年生を偏差値30台のぶっちぎりAコースでスタートしたわが家は、2回目の組み分けテストで50台半ばまできました。
1例だけのサンプルですが、中学受験カリキュラムがスタートしたばかりの今のタイミングであれば、内容に『ついていけば』成績はあがる仕組みだともいえそうです。
サンプル数はたった1人だけですが、おそらくあたっていると思います。
先取り学習をしていた一部の方々をのぞき、みんなが一斉にスタートするので当たり前といえば当たり前の話です。
偏差値50を超えたあたりから、娘が別人にみえるようになりました。
算数の授業に『だいぶ』ついていけるようになったのです。3か月前に比べると急にラクになっています。
何度もいいますが、授業についていけなかった子が、授業に『ある程度』ついていけるようになったら親はラクになるという低レベルな話を、もう少し詳しくつづけてみます。
Aコースの予習ナビについていけなかった
うちは集団塾をいやがったので、自宅で四谷大塚のカリキュラムを学んでいる進学くらぶ生です。
予習ナビといって、テキストの問題をAコースの優しい優しい先生が板書をしながら解説をしてくれて、その後は自分でも問題を解いていく仕組みの授業です。
動画解説をみる→自分でも解いてみる
この一連の流れが娘にはできませんでした。動画をみたところでカチコチに固まっているだけで、結局、私が隣でイチから解説をするので時間の無駄となるのです。
私たちがどうやって勉強したのかというのは、過去のブログで何度も書いていますので割愛しますが、四谷大塚のテキスト(応用問題以外)を【すらすら一人で解けるようになるまで】行う、泥臭い王道ともいえる勉強です。
うちは算数だけ小さな塾へ行っているので、基本の『き』だけはわかっている状態にしてもらっています。同じ塾へ通っているお友だちは、その状態で大手塾のカリキュラムへ乗っていきます。
弱点をつくらない&新しい単元にうまく乗れるような仕組みを、塾が整えてくれるようなイメージです。
塾でそこまで面倒をみてもらっても、娘はダメでした。例題1とか例題2までは解けても、その先がまるで解けません。解説動画をみてもポカンとしている状態でした。
今となれば、娘が最初から集団塾をいやがってくれてよかったです。
個別指導の塾以外、娘はどれだけ丁寧にみてくれる塾であっても、中学受験プログラムを集団塾で乗っていくことは無理だったと思います。
理解スピードがゆっくりな子
娘のような理解スピードがゆっくりな子にとって、1週間で1単元のスピードで進んでいく算数の中学受験カリキュラムは本当にキツイです。
四谷大塚の中学受験準備講座(3年生の後半)に通わせていれば、こんなに大変な思いをしなくてよかったのかな?と思う気持ちもあります。
それでも、先取り貯金はいつか切れるでしょうし、そもそも準備講座もついていけたかどうかも怪しいです。
せめて少数・分数をふくめた四則演算だけでも先取りできていればと思いますが、3年生の娘の分数に対する理解度を思いだすかぎり、やっぱりあの頃の娘にかけ算・わり算までやらせるのは無理だったと思います。
1年前に戻ったとしても、当時の私にできたことは何もなかった気がしてなりません。
唯一よかったことは、学校の宿題以外に勉強をする習慣をつけておいたことです。その習慣すらなかったら、もうお手上げだったと思います。
4年生の算数が簡単なんて思えない
優秀なお子さんがいる保護者の方は、皆さん口をそろえて「4年生の算数は簡単だから」とおっしゃっています。
とてもとても私にはそう思えません。
それは私が算数(もちろん数学も)が苦手だったからかもしれませんし、仕事でもなんでも人に教えることが嫌いな私の性格に原因があるのかもしれません。
4年生の算数も、十分むずかしいです。
今は中学受験カリキュラムがスタートして、3か月が経過したところです。
今日まで塾に行って宿題をしているだけの状態(親は基本ノータッチ)で、組み分けテストで偏差値45~50とか取れているようなお子さんは、私からみれば超優秀なお子さんにみえます。
ほんのちょっと大人が後押しすれば、すいすいと偏差値60とか行きそうです。
中学受験の勉強は、はじまったばかり
算数は積み上げ式の科目だと聞きます。
何がどこでどう積み上がっているかわかりませんが、第1回~第13回まできて、周期算(上13回)と植木算(上6回)がつながっていることは私にもわかりました。
あと、和差算(上4回)はあちらこちらで見かけます。文章問題はもちろん、面積の問題でも。和差算は名バイプレイヤーっぽいです。
娘が最近、予習ナビをみて授業についていけるようになってきたのも、そういう積み上げ式の何かが関係しているのかなと思います。
塾(うちは自宅ですが)で学んで、家で復習をしてテストに向かう。
この流れがつかめるようになったことで、やっとみんなと同じスタートラインに立てた気がしています。慣れてきたというより、いろんなことがつながってきたのかなと思います。
算数はだいぶマシになってきたとはいえ、頭が痛いのはあと3科目も。がんばります。