少人数制で算数を教えてくれる塾を探して
娘は算数で新単元がでるたびに「なんでなんで」と言ってつまずきます。集団塾についていくのはむずかしそうだと言われ、少人数制で教えてくれる地元の塾を探しました。
塾を探して説明を聞いているうちに、娘のためというよりも「今すぐ娘に算数を教えることから逃げ出したい」という自分の気持ちに気づき、入塾前提で体験授業へ連れて行きました。
決め手となった言葉
いくつかの塾で説明を聞いて夫婦でどこにしようか考えました。
- カリキュラムの進め方に納得できた
- 娘の「なんでなんで」という思考に論理的な裏付けをしてくれた
- 先生の考え方に賛同できた
私より夫のほうが「ここがいいね」と気に入ったところへ、娘を体験授業に連れて行きました。私の中で最後の決め手となったのは、質問に対する先生のお返事です。
「それは今の時点ではわかりません。ただ一つ言えることは、低学年の算数に少しでも不安が残っているうちは、中学受験の算数カリキュラムに乗っていけない、乗せてはいけないということです。それだけは確かです。確実についていけずに、つまずきます。」
中学受験はあくまでも通過点であり、この先、どこに進学しても中学でトップを狙えるチカラを養うことが大事。という考え方に共感したので、この塾にお世話になろうと思いました。
娘の感想「たのしかった!」
先生も娘が『なんでなんで星人』だとご存知のせいか、体験授業でも娘がもちそうな疑問を、きちんとかみ砕いて説明をされていて、不謹慎にもニヤニヤしそうになりました。
「結局のところは、君も努力をしないと成績はあがりませんし、希望する中学に入れません。一緒にがんばっていけますか?」
という先生の投げかけに対し、真剣な顔で「はい」と返事をしていました。授業は楽しかったようです。
少しがんばればクリアできるレベルの課題、スモールステップを作ってやることが、子どもは一番楽しんで勉強できるのかなと思います。
大人でもそうですし、言ってみれば当たり前のことなんですが、それを家庭学習で念頭におきながら私が教えるのは無理でした…。
どうしても目先の巨大な課題をクリアすることに必死になってしまい、親子バトルのゴングが鳴りひびくのです。
コツコツ型の性格は役に立つ
現時点における娘の弱点は把握してもらっていますが、もう少し見ておきたいといわれ、2年生の総復習もすることになりました。
みんなと一緒の3年生の学習と並行して、娘だけ2年生のテキストをお土産にもらいました。
その場できっちり、8歳の心にひびく動機づけをしておいてくださったので、家に帰ると娘が一人で宿題のゴールに向かって走り出しました。やったー!
娘がコツコツ型の性格で助かっています。マイペース人間なので、あらかじめ決めたページ以上に進むことはありませんが、1日のスケジュールは守るので見張りもラクです。
それにしても、算数を教えなくていいってなんてありがたいことでしょうか。外注するってすばらしい。