進学実績が上がっている学校
今をときめく渋幕(渋谷教育学園幕張中学校)は、保護者が学生だったころは今ほどの進学校ではなかったという話をよく耳にします。
そう考えると、ここ最近で進学実績が上がってきている学校も、10~20年後には早稲アカでNN志望校別対策がとられているかもしれません。
急成長している「会社」とは?
私が20代から30代まで、長く勤めていた会社は、急成長していた会社でした。
株式を公開し、一部上場にあがりと、それはそれはもうすごいことになりました。会社にTVや雑誌の取材もガンガンきましたし、みんなが前をむいていました。
あの時のリアルなドキドキ・わくわく感は、今でもよく覚えています。株長者も大勢いました。
と同時に、スポットライトを浴びる裏でどれだけの苦労・苦悩があったのかも記憶に残っています。
実際、離職者も多く、会社になじめない人が、陰で会社の方針について悪口をいっぱい言っていたこともありました。
それでもあの時、前を向いてがんばった人たちがいたからこそ、会社の規模は大きくなり、紆余曲折を経て安定した企業になったのだと思います。
急成長している「学校」とは?
進学実績が上がっている学校として、最近名前をよくみかける私立のA中学校は、私が会社で経験したようなことが、現場でおきているのではないかという気がします。
中1で入学したときは、憧れでしかなかった大学へ合格し、親子ともに大満足されている方も大勢いるでしょう。
それでも、進学率をあげるためには、やる気がない生徒のお尻をたたき、普通の子を引き上げる必要があるはずです。
進学実績+αの魅力をうちだしながら、学校が広報活動にはげんでいるのも容易に想像できます。
私がたまたま目につくのかもしれませんが、よく名前をみかけるA中学校は、これからも動向を注目していこうと思っています。
カラーが合う子には、すごくいい学校
そんなA中学校は、子どもを選ぶ学校かもしれません。あれこれ見ている限り、娘には合わないと思います。
でも、中・高校生だった頃の私(末っ子・多少のことにへこたれない・要領だけはいい・周りに染まりやすい)には、ピッタリくる学校だと思いました。
目を離せばすぐサボろうとするけれど、その気にさせればがんばるタイプの子は、中・高校生時代にはある程度の負荷をかける必要があるのだと思います。
こういうタイプは、多少校則がキツかろうと、宿題やテストが多かろうと、自分で抜け道を見つけて適当に休むので大丈夫です。
私はこういう性格なのに、自由きわまりない高校に入ってしまい、のんびり過ごしすぎました。
社会人になり、厳しいと評判だった前の会社で、私がノルマをクリアできる程度に成績をだせたのは環境のおかげです。
優秀すぎる同僚・上司に囲まれ、知恵を授けてもらえたので、言われた通りに動けばよかったのです。
子どもにあう学校選びをしたい
娘にはA中学校があわないと思うのは、根がまじめすぎるからです。A中学校に入れると、中3あたりでつぶれる気がします。
娘にあう中高一貫校を、これからじっくり時間をかけて探していきたいです。
娘のセーラー服の学校がいいという要望は聞こえないフリして、神奈川・東京・千葉を中心に広く中高一貫校を探してみたいと思います。